番組審議会概要

富山テレビでは、放送番組の適正を図るため番組審議会を置き、番組等に関して委員の意見をお聞きしています。また、「BBTスクランブル」(今月は最終日曜あさ5:05~5:15)内で、番組審議会の様子をお伝えしています。


今回の審議番組 (令和6年1月18日開催)

能登半島地震における報道について


令和6年1月1日に発生した能登半島地震でのBBTの報道番組の概要を番組審議会に報告するとともに、地震の報道について幅広くご意見を伺った。


出席委員(敬称略)

委員長 :松田英昭

副委員長:宮窪大作

委員  :加古佳子・河上めぐみ・石﨑大善


BBT出席者

中西代表取締役社長・滝澤代表取締役専務・柳原取締役技術局長・堀田報道制作局長・砂原番組審議会事務局長(編成局長)


感想

  • 自分が避難した小学校ではテレビが最大の情報源で、高齢者から子供まで釘付けになっていた。
  • 津波警報の避難の呼びかけがこれまで以上に強く聞こえた。報道で救える命があるという信念が伝わってきたことが印象に残った。SNSも様々な情報が投稿されていたが、テレビの信頼性が救いになった。
  • 発災から1週間も経つと被災地の壊滅的な映像を観ることを避けたくなり、テレビから遠ざかってしまった。受け入れ態勢が整っていない被災地にボランティアが向かう事がかえって現地の負担になるというニュースははっとさせられた。

意見

  • 災害時の報道は正確で迅速である事が必要だ。今回の被害は県西部に偏ったが、「魚津ではこういう状況、高岡市ではこういう状況」など広い範囲で紹介しても良かったのではないか。
  • 県内の交通機関の情報が各局ともに出てくるのが遅いと感じた。他局は富山駅に中継が出て、遅れている電車を読み上げていたが、他局と一緒の事を報道して満足せず、独自の色を出してほしい。
  • 「今どのような支援方法が適切か」ということをより強く、そしてより早く伝えられるようにする必要があるのではないかと思った。