出席委員(敬称略)
委員長 :伊東潤一郎
副委員長:松田英昭
委員 :岡本有紀子・加古佳子・石﨑大善・塩谷誓勝・宮窪大作・藤井努・河上めぐみ
※県内の新型コロナウイルスの感染者数過去最多となっており、感染防止の 観点から書面提出での開催となりました。
BBT出席者
中西代表取締役社長・滝澤代表取締役専務・石田取締役業務局長・奥田常務取締役・ 砂原報道制作局長・小島報道制作次長・前田ディレクター・四津谷番組審議会 事務局長
感想
- 今回の番組は、昨年から続く「ここにある未来シリーズ」の発展形で、「コミュニティ」の意味・意義について、きめ細かに取材してあり、わかりやすい内容だった。
- 小院瀬見地域での渡辺さんの取り組みが印象的だった。無農薬農業を通じてファンを作り、現在は農作物だけではなく弟子まで育てている姿に感動した。
- 南砺市大鋸屋地区では、市の職員が10年で100人減ることを見越して、デイサービスやECOステーション、雪かきにコロナワクチンの予約まで、住民主体の地域作りに取り組んでいる姿に、驚き、感心した。
- 番組中、日本総合研究所の藻谷浩介さんの、「自走し、自分で考えて判断できる人たちが、あえて時間やお金を捻出して地域のために一緒に活動する、これがコミュニティ。昔あったけど ほとんど忘れていたものであり、これから日本中で増えていかざるを得ないもの」という言葉は、取材の映像からも感じられ、納得できた。
意見
- 「地域のコミュニティの大切さ」を考えさせられたが、若者は地域コミュニティから離れる傾向にあり、地域の児童クラブなどもなくなりつつある今、若者に、それを維持することや、再構築することの意味が伝わりにくいのではと感じた。
- 番組の中で、前田薬品工業社長の「求められる人材」についての話や、レオス・キャピタルワークス会長兼社長の「仕事とは何か」の話は、とても説得力があり、印象に残る良い内容だったが、テーマと話がつながっていないように感じ、今回は必要なかったのではと感じた。
- 島根県の取り組み事例が紹介されていたが、県内事例も含め、「山村」や「農林業」に偏っている感じがして、あえて島根県の事例を入れる効果をあまり感じなかった。