番組審議会概要
富山テレビでは、放送番組の適正を図るため番組審議会を置き、番組等に関して委員の意見をお聞きしています。
また、「BBTスクランブル」(今月は最終日曜あさ5:05~5:15)内で、番組審議会の様子をお伝えしています。
今回の審議番組 (令和3年3月11日開催)
令和3年2月5日(金)19時00分~20時00分
「BBTスペシャル ~少子化考察バラエティ~
男性の家事育児が世の中を変える!?イクメン・イクボス塾 」
平均寿命の伸びや出生数の減少で、かつてない少子高齢化時代を迎えている現代、富山県も例外ではなく、その問題は私たちの将来に大きな影を落としているといわれています。
「BBTスペシャル~少子化考察バラエティ~男性の家事育児が世の中を変える!?イクメン・イクボス塾」は育児まっただなかのゲストの楽しいトークや企業や自治体の働き方改革にかかわるみなさんの解説を交え、少子化問題を知り、考えようと制作されました。
番組では、日本の社会に根強く残る「男性は会社で働き、家庭、育児は女性が担う」という考え方を見直し、男性の積極的な育児参加を進めようと、「このまま少子化が続いたらどうなるか」そんな未来の富山の姿を漫画で紹介したほか実際に家事や育児を積極的に楽しく行っている男性の日常を取材、少子化問題解決のカギと大きく期待されている、いわゆるイクメン・カジダンの重要性を改めて考えました。
また男性の家事や育児への参加は家庭だけの問題ではなく企業のサポートも不可欠です。
そこで、この番組では育児休暇取得や働き方改革に取り組む企業の実例から子育て参加が社員のモチベーションアップにつながり、いかに家庭や会社、地域が活性化するかを紹介しました。
出席委員(敬称略)
委員長 :伊東潤一郎
副委員長:浅野端・松田英昭(リポート出席)
委員 :岡本有紀子・加古佳子・石﨑大善・塩谷誓勝・藤井努・宮窪大作
BBT出席者
中西代表取締役社長・前田代表取締役副社長・飯野常務取締役業務局長・奥田常務取締役報道制作局長・四津谷報道制作局次長・松浦プロデューサー・蟹谷番組審議会事務局長
感想
- 華やかなキャスティングで、BBTが問題に取り組もうとしている意気込みを感じた。
- 内容、流れともにわかりやすく構成されていて、理解しやすかった。
- 導入部分のアニメはやや誇張しすぎの感じはしたが、わかりやすくて、つかみとして効果的だと感じた。
- 「子育て支援」「働き方」「会社の業績」とうまくつなげて紹介されていて、とても参考になり、説得力のある内容だった。
- 少しづつでも、こうした放送活動を前向きに取り組みを続けることが社会的に意義があると感じた。
意見
- ターゲットは誰なのか、子育て世代なのか、経営者なのか、富山県民なのか、全国向けなのか、不明瞭なのが気になった。
- 途中に多くのグラフが出てきたが、展開が早くて、しっかりと見て理解するのが難しかった。
- 女性の社会進出が進む中で、「うつ」の原因も変わってきているのではないかと感じている。番組内で、原因をさらに追究してもらえるとうれしいと感じた。
- 番組を終えて、ゲストの皆さんにどんな気付きがあったのかをきちんと聞きたかった。