番組審議会

富山テレビでは、放送番組の適正を図るため番組審議会を置き、番組等に関して委員の意見をお聞きしています。
また、「BBTスクランブル」(今月は1月27日(日)あさ5:05~5:15)内で、番組審議会の様子をお伝えしています。

今回の審議番組 (令和元年1月17日開催)

・1月1日(火) 12時00分~13時50分 開局50周年記念特別番組「全力!BBT やっぱ富山が最高やちゃ!」
「全力!BBT やっぱ富山が最高やちゃ!」は開局50周年を迎えたBBTが新年の最初にお送りした特別番組です。
富山の半世紀を記録したニュース映像をはじめ、数多くの番組の中から特に思い出深い作品を選び、ゲストの皆さんと一緒に振り返りました。
このうち、落語家の立川志の輔さんの出演番組を特集した「志の輔アーカイブス」のコーナーでは、当時30代の志の輔さんの司会で人気を博したお昼のバラエティ番組、「ハイ!お昼です」や、県内の小学生をスタジオに集めてお送りした「志の輔トマトクラブ」などを紹介しました。
志の輔さん自身、今でも公演で全国を回ると、各地の富山県出身の方に「昔、ハイお昼ですを見ていました」と声を掛けられる事が多いということで、テレビが地域の文化や県民の記憶に深く結びついていることの一端をご紹介しました。
このほか、BBTが開局した1969年当時と現在では社会情勢も大きく変わり、テレビが置かれている状況も大きく変わった事から、県民の皆さんに「テレビが好きですか?」と伺う中継企画も放送しました。 

出席委員

委員長:野原 一司
委員:可西晴香・浅野端・松田英昭・岡本有紀子・長田拓哉・加古佳子・水野弘一(レポート)
※敬称略

欠席委員

副委員長:伊東 潤一郎
※敬称略

BBT出席者

中西代表取締役社長・前田代表取締役専務・奥田常務取締役報道制作局長・砂原報道制作部長(制作担当)・桶屋ディレクター・前田取締役業務局長兼番組審議会事務局長

《感想》
・50年間の映像をたくさん見せていただき、記録としての映像がとても説得力があった。また、元気になるエネルギーがあると思った。
・50年間でめまぐるしく時代が変わったことを思いながら見ていた。過去の映像はテレビ局にとって宝なのだということを強く感じた。
・途中でテンポや雰囲気が変わっていることで、番組の長さを感じず楽しく見ることが出来た。
・人文字の部分にすごいパワーを感じた。人と熱意。そういうものは、今の情報化の時代に忘れてはいけないものだと思った。
・富山テレビが開局以来50年、全力で番組を制作してきたこと、一人でも多くの県民を映し地域に密着という精神でしてきたことを強く感じた。
・富山の良さを全国にPRできるような戦略を自治体、地元企業が連携して策定し、明るく元気な富山を築いて行きたいと感じる番組だった。

《意見》
・アンケート50人は、少ないように感じた。また、中継でもう少し生の声を聴ければよかったのではないか。
・テレビの将来、テレビの役割についてもう少し突っ込んだ話が聞きたかった。発展させて行く時にどのようにしていけばよいのかコメンテーターのコメントも少し不足していたように感じた。
・志の輔さんは富山の宝だし、大御所には間違いないのだが、あまり大御所感を出しすぎなくてもいいのではないかと思った。
・テレビの影響力はまだまだ大きくて可能性があるのではないかと思っているので、全力というテーマで富山テレビが何をするのかが見えなかったのが少し残念。
・アーカイブスという言葉が年配の方も見ていらっしゃるので、少しわかりにくかったのではないか。日本語で表現してもいいのではないか。
・テレビ局の力というのは、地元でのブランド力とか信頼感だと思う。ネットには無い差別化できる強みだと思うので、見てためになる楽しい番組を作って行ってほしい。
・「富山が最高やちゃ」ということと、富山テレビがうまく連動するような番組の終わり方になればよかったのではないか。