番組審議会

富山テレビでは、放送番組の適正を図るため番組審議会を置き、番組等に関して委員の意見をお聞きしています。
また、「BBTスクランブル」(1月は31日日曜日あさ5:20~5:30)内で、番組審議会の様子をお伝えしています。

今回の審議番組 (1月14日開催)

・平成28年1月2日(土)放送
「BBT新春報道特別番組 つかめ!宇宙からのメッセージ ~ノーベル物理学賞受賞 梶田隆章教授の挑戦~」

ノーベル物理学賞を受賞した東京大学宇宙線研究所所長の梶田隆章さん。受賞理由は、物質を構成する最も小さい素粒子「ニュートリノ」に、質量いわゆる「重さ」がある事を示す「ニュートリノ振動」を発見した事です。この発見は、これまでの科学の常識を根底から覆し、宇宙物理学の新たな扉を開く、世紀の大発見でした。
番組は、岐阜県飛騨市神岡町の鉱山跡に建設された「スーパーカミオカンデ」での研究やニュートリノ振動など梶田さんの功績を分かりやすく紹介するほか、2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんをはじめ、梶田さんと共に研究に打ち込んできた人々の知られざる人間ドラマに迫りました。

出席委員

委員:西田 洋子、野原 一司、伊東 潤一郎、浅野 端、塚田 一博、岡本 倫子、園 博昭 (敬称略)
※敬称略

BBT出席者

中西社長・前田専務・滝澤取締役業務局長・飯野取締役報道制作局長・堀田報道部長・吉村報道部ディレクター・砂原事務局長

《感想》
・県民にとっても喜ばしい梶田教授の受賞をタイムリーに取り上げ、お正月にふさわしい番組だった。
・物理に詳しくない視聴者も興味を持ってもらえるよう、CGなど工夫がされていた。
・先輩たちが積み重ねてきた研究や努力が梶田さんの成果として花開いた事がよくわかった。
・ドキュメンタリー、科学的な解説、将来の可能性の3つの要素で番組が構成され、良くできていると感じた。

《意見》
・時系列の表現が分かりにくい箇所があった。
・科学的な事象をわかりやすく説明したい制作側の意図は分かるが、簡略化しすぎていないか慎重に判断して欲しい。
・梶田さんの生い立ちをもう少し紹介してほしかった。